長野市の西山地区で、旬を迎えているタケノコ「淡竹(はちく)」の収穫体験が行われました。

8日に長野市の道の駅信州新町に集まったのは、親子連れなどあわせて10人。

市内に住む田澤さんの一家4人は、隣に住む親子と一緒に、2023年に続いて参加しました。

収穫体験を企画したのは「西山淡竹会」。

長野市西部の中山間地=西山地区の竹林の整備や活用を兼ねて、毎年6月の第1第2の土日に、収穫ツアーを行っています。

向かったのは、信州新町地区の竹林です。

淡竹は形が細長く、アクやエグみが少ないのが特徴だと言います。

今年は「裏年」で、タケノコの収穫量は少なめだということですが、それでも、至る所に顔を出していました。

参加者:
「楽しい、来年もやりたい」

田澤家の長女・5歳の陽(よう)ちゃんもタケノコ採りに加わります。

採るためにまず淡竹を力いっぱい押し込んで根元を折り曲げ、次に元に戻すと、「ポキッ」という音とともに収穫出来ました。

陽ちゃん:
「とれた」
「タケノコいい音すると楽しい」

用意してきた袋はすぐにいっぱいになりました。

陽ちゃん:
「よかった」
「家でこれ食べる、おいしく」



収穫のあとは道の駅に戻ってタケノコの試食です。

用意されたのは、北信地区の名物ネマガリダケと同じように、サバ缶を使って作ったタケノコ汁。

採れたては灰汁(あく)が少ないということで、前の日に収穫したものを一度茹でて灰汁抜きしたものを使いました。

参加者:
「おいしい。タケノコがおししい」

一方、タケノコ採りを楽しんだ陽ちゃんは…。

陽ちゃん:
「いらない」

作りたてが少し熱かったようで、ごきげん斜めの様子。

参加者はみんなおかわりして旬の味覚を味わいました。

参加者:
「サバとタケノコの風味はうまく合っておいしいです。自分で体験して採ったから余計おいしいです」

自然の中で楽しんだ淡竹のタケノコ狩り。

収穫したものは1人2キロまで持ち帰ることができ、タケノコご飯やタケノコ汁、また天ぷらなどでおいしく楽しめるということです。

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