20年前に台風23号による大規模な水害に見舞われた兵庫県豊岡市では、本格的な台風シーズンに備え、水防訓練が行われました。

 2004年の台風23号では豊岡市内を流れる円山川が氾濫し、堤防が決壊。7人が亡くなるなど大きな被害が出ました。

 記憶を風化させないよう、豊岡市では毎年この時期に水防訓練を行っていて、今年は市の職員のほか住民や地元の消防団ら約170人が参加。堤防から水があふれ出るのを防ぐための土のうの積み方などが解説されました。

 (豊岡市豊岡消防団 松下達雄副団長)「消防団員で台風23号を経験した人は2割を切っています。(記憶を)どう残していくかもこれからの課題だと思います」

 参加者らは真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。