ことし2月下旬から6月4日ごろにかけて、福岡市に住むパート従業員の男性(51)が、SNSで出会った外国籍の女性を名乗る人物から、プーアル茶の投資を持ち掛けられ、現金3800万円以上を騙し取られました。

警察によりますと、ことし2月下旬ごろ、男性は、SNSを通じて出会った外国籍の女性を名乗る人物から「あなたはステキだ」「あなたと一緒になりたい」などとSNSでメッセージを受け取り、女に好意を抱くようになりました。

その後、男性は女から「プーアル茶が高騰するから、二人の未来のためにこれを買ってお金を稼ごう」と架空の取引を持ち掛けられ、プーアル茶取引の担当者を名乗る別の女を紹介されました。

男性は、取引の担当者を名乗る女が指定した口座に、プーアル茶の購入代金や転売する際にかかる手数料として15回にわたり合わせて約3800万円を振り込んだということです。

その後、男性が、取引の担当者を名乗る女に、当初約束されていた手数料の返金を求めたところ、女から「手数料と利息を小切手にして日本に持ってきたら税関で止められた」「税関を抜け出すのに200万円必要」などのメッセージとともに、税関職員や警察官の画像などが男性に送られてきました。

不審に思った男性が、送られてきた画像をインターネットで検索したところ、同様の画像が見つかったことから詐欺被害に気付き、事件が発覚しました。

警察は、「SNS上でのお金の話は詐欺の可能性があります」「面識のない人にお金を振り込んではいけません」と注意を呼びかけています。

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