「こんぴらさん」の門前町・香川県琴平町に、新たに中長期滞在型の宿泊施設が開業しました。若者たちの移住・定住のきっかけになればと、滞在型の施設が相次いでオープンしています。

きょう(6日)開業した中長期滞在型の宿泊施設、「ホステル コトヒラクラスカ」です。琴平町の老舗旅館が新たに会社を作り、築およそ55年の旅館を改修しました。

全14部屋あり、トイレ・シャワー共用の部屋は1泊5500円からです。滞在日数を増やしてもらおうと、自炊できる共同のキッチンがあるほか、滞在期間に応じた割引も用意されています。

(コトヒラクラスカ 漆原康博代表)
「移住定住の方を中心に受け入れしていけたらなと思っておりまして、中長期滞在ができる施設として町が活性化できたらなと思っています」

こんぴらさんの参道付近では、リモートワークをしながら旅する「デジタルノマド」と呼ばれる人たちをターゲットにした施設や、アーティストが滞在して創作活動ができる施設などが相次いでオープンしています。施設1階のカフェには、ギャラリーも併設されています。

(HAKOBUNEのスタッフ)
「観光客の方とかがメインで来られるんですけど、地元の方も最近存在を知ってくださって本当にいろんな方が来てくださってます」

人通りが少なくなった新町商店街では、四国で地域の再開発を手がける会社が、ビール工房や文具店をオープン。さらにゲストハウスなどを整備しています。「地域まるごとホテル」がコンセプトだといいます。

(地方創生 近江淳社長)
「何かおもしろい大人たちがおもしろいことやってるな、そんなところで自分たちが活躍できるんだったらっていう、そういうふうになるといい効果が生まれてくるんじゃないかと」

滞在することで町の魅力を知ってもらい、移住・定住につなげたい。琴平のまちが、おもしろくなりそうです。

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