2022年、札幌市東区で、遺骨が残されたまま納骨堂が閉鎖された問題で、警察は、納骨堂を運営していた宗教法人の代表ら3人を詐欺の疑いで書類送検しました。
納骨堂が競売にかけられたことを隠して契約し、約200万円をだまし取った疑いが持たれています。

捜査関係者によりますと書類送検されたのは札幌市東区の納骨堂「御霊堂元町」を運営していて、事実上経営破綻した宗教法人「白鳳寺」の代表と当時の副住職らあわせて3人です。

3人は、納骨堂が競売にかけられていたことを隠して、2022年8月、札幌市内に住む50代の女性ら2人から、永代供養料などとしてあわせて約200万円をだまし取った疑いが持たれています。

この納骨堂は2022年10月に遺骨を残したまま閉鎖され、利用者は、法人の代表とも連絡がとれなくなっていて問題になっていました。

納骨堂の土地と建物は、札幌の不動産会社が2022年夏に落札し、遺骨は利用者が引き取りましたが、一部は、いまも残されたままです。

土地と建物を落札した不動産会社は、HBCの取材に対し「行き場を失った遺族(利用者)が困窮しており、代表らには責務を果たしてほしいと切に願います」とコメントしています。

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