広島県尾道市の職員が入札情報を業者に漏らしていたとして逮捕された事件で、広島県警は5日、この職員を加重収賄の疑いで再逮捕しました。

加重収賄の疑いで再逮捕されたのは、尾道市建設部土木課の専門員・高橋宏和容疑者(51)です。

県警捜査二課によりますと、高橋容疑者は2023年、尾道市が発注した道路改良に関わる2つの工事について、同市にある土木会社の元社長、大崎一義容疑者(58)に、最低制限価格を算定する基準となる金額などが記載された設計書を渡して情報を漏らし、大崎容疑者の会社に落札させ、その見返りに合わせて現金6万円を受け取った疑いがもたれています。

尾道市役所を家宅捜索し押収品を持ち帰る捜査員ら

県警は5日、大崎容疑者についても、贈賄の疑いで再逮捕しました。

県警は、捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。

この事件を巡っては、県警は5月、入札情報を漏洩した疑いで高橋容疑者と大崎容疑者を逮捕。広島地検が5日、官製談合防止法違反などの罪で起訴しました。

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