南さつま市の義務教育学校でカナダから来た小学生が体験入学をしています。

南さつま市の義務教育学校「金峰学園」に体験入学したのは、カナダのブリティッシュコロンビア州出身の小学3年生・堀切レオ君(9)です。

レオ君は、カナダ人の父と日本人の母との間に生まれ、南さつま市金峰町には母・里美さんの両親が暮らしています。レオ君は日本に憧れを持っていたということで、里美さんが金峰学園に体験入学を申し込んで実現しました。

初登校日の先月27日、緊張した様子で3年生の教室に入るレオ君。クラスメイトの前で、日本語で自己紹介しました。

教室の前の廊下には緊張しているレオ君を心配そうに見つめる里美さんの姿も。

(母 里美さん・46)「みんなに歓迎されているなと思って、すごくうれしい」

レオ君はまず、クラスメイトと紙飛行機を作って飛ばしたり、椅子取りゲームをしたりして遊びました。

授業では、理科の時間に実物のモンシロチョウのサナギと成虫を観察。音楽では、カナダでは珍しいリコーダーをはじめて吹きました。

給食時間になると緊張もほぐれてきた様子のレオ君。カナダでは弁当を持参のため、はじめての給食に驚いている様子でした。

(堀切レオ君)「デリシャス」

給食が終わるとクラスメイトが学校内を案内するなどしてすっかりと溶け込んでいる様子でした。

(クラスメイト)
「とても遠くだけど、すごいと思う。(言葉が)通じた。とても通じた」
「理科とかで一緒に勉強できて嬉しかった」

(堀切レオ君)「歓迎してもらえて嬉しかった。体育やスポーツを友達としたい。得意の算数を頑張りたい」

レオ君は7日まで金峰学園で学び、カナダに帰国するということです。

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