若い世代の方が行列を作るお店には、どんな理由があるのか。その行列の理由を取材しました。

“真上動画”で売上げ2倍に! 行列のできる中華料理店

良原安美キャスター:
渋谷でも原宿でもなく、錦糸町にある中華料理店「フーフー飯店(錦糸町本店)」に若者の行列ができているといいます。あるときから売り上げが2倍になったそうなのですが、そのきっかけについて、店長の鈴木雅治さんによりますと「お客さんの動画が流行った。初めて見る撮り方だった」と話しています。

その撮影方法は、テーブルの上にある、荷物を置くための網棚にスマホを置き、上から撮影するというのです。この動画がバズった=流行ったといいます。

ホラン千秋キャスター:
定点カメラのようにして、食事をしている風景をずっと上から撮影するのですね。

井上貴博キャスター:
これはお客さんのアイデアですか?

良原キャスター:
はい。お客さん自らが撮影していて、お店の方は知らなかったそうです。これを真似してみたいと、お店に行列ができているようです。

こうした若い世代の方たち、いわゆるZ世代が求めるものについて、Z世代のマーケティングに詳しい、“Z世代の企画屋”僕と私と株式会社の今瀧健登代表取締役によりますと「▼おいしい ▼誰がこの料理を作ったか、どうしてこの料理が生まれたかといった料理の裏にあるストーリー ▼お店のコンセプト それらを人に勧められるかどうか」が若い世代に受けるかどうかのポイントになるといいます。

「おつかれ~久々じゃん!」友達がやってるカフェ 店員はモデルや若手俳優

ほかにもSNSで話題になっているお店があります。初めての気がしない「友達がやってるカフェ/バー」です。Nスタのスタッフがお店に伺うとお店の中から店員さんが手を振っています。店員さんとスタッフは初対面ですが…

店員さん「おつかれ~久々じゃん!元気してた?ちょっとシュッとしたんじゃない?」

まるでお友達のようです。さらにメニューの名前も友達気分を盛り上げてくれるといいます。

Nスタ「(メニュー名)学校帰り飲んでたやつ久しぶりにのみたいな~」
店員さん「うわ学校帰り飲んでた!すごい懐かしいこと言うんだもん!」

他にも、「カフェラテ=たしかラテ美味しかったよね?(780円」)や、「クリームソーダ=店員さんの間で一番人気なのってどれ?(980円)」など、メニューを言っただけで会話が弾んでしまう仕掛けがあるのです。お客さんは…

「『久しぶり元気?』みたいなのが新鮮でおもしろい。本当に『あれ久しぶりなのかな?』って」

「インスタで見てきました。(実際来てみて)戸惑いました

皆さん戸惑いながらも楽しんでいるようです。店員さんは、モデルや若手俳優さんなどで、しっかりアドリブを効かせて“友達”になってくれるそうです。

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