6月も食品をはじめ値上げが続いています。そこで家計の負担を減らす節約のポイントについて紹介します。

6月の値上げは614品目

カルビーは、「かっぱえびせん」や「じゃがりこ」などスナック菓子68品目の値上げに踏み切り、明治も「きのこの山」「たけのこの里」など54品目で値上げしました。

民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、6月の値上げは「加工食品」や「菓子」など614品目です。

(街の人)「必要なものが値上がりしている。安いにこしたことはないですよね」「どんどん上がっていくから追いつかない。もうあきらめている」

家計に影響のある一つが電気代です。九州電力では標準的な一般家庭の6月使用分の電気料金が7551円。前の月から450円、3か月前と比べておよそ1400円値上がりしています。

背景には国の電気料金の補助金が段階的に引き下げられ、6月で廃止されることなどがあります。

電気・水道の使用を見直して

こうした中、県が推進するのが家庭の光熱費を見直す「うちエコ診断」です。ウェブ上で世帯人数や家電の使用状況などを入力すると、年間の光熱費が分かり、専門家から費用を抑えるアドバイスを受けられます。

(県うちエコ診断センター・松本明美さん)「手元止水型節水シャワーヘッドというのがあります。頭や体を流すときだけ使うと、水も使わなくていいし、お湯も沸かさなくていい。年間で9400円お得になり、省エネになっていると思います」

うちエコ診断

この診断をもとに電気や水道などの使用を見直したことで、年間の光熱費が10万円以上安くなった家庭もあるといいます。

(県うちエコ診断センター・松本明美さん)「自分が知ることによって行動が変わるのが人間ですから、とても役に立つと思います」

また夏になると使用機会が増えるのがエアコンです。家電量販店では電気代を抑えられる省エネタイプの需要が高まっているそうです。さらに大分市では省エネ基準を満たしたエアコンに上限3万円の補助金を設けています。エアコンとの同時使用で電気代を抑えられるとして話題なのがサーキュレーターです。

(エディオン大分本店・岩本博志店長代理)「早く設定温度になればエアコンは省エネ運転に入っていく。サーキュレーターを冷気が落ちてくる低い位置に置いて上向きにしてやることで、早く均一になる」

7月も様々な品目で値上げが予定されていて、知恵を絞って家計をやりくりする暮らしはこの夏も続きそうです。

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