国体から名称を変えた国民スポーツ大会は、一部の知事から抜本的な見直しを求める声も上がっています。
山梨県では8年後に開催されますが、長崎知事は日本スポーツ協会に大会の効率化などを要望し、理解を得たことを明らかにしました。

「国民スポーツ大会」は8年後の2032年に山梨県で開催され、4日は県の準備委員会の総会が昭和町で開かれました。

総会では今年度は競技会場となる市町村の選定に関する調整など具体的な準備に入ることを決めました。

国民スポーツ大会をめぐっては開催地の財政負担が大きいことなどを理由に、一部の知事から見直しを求める声も上がっています。

長崎知事は総会のあいさつで財政負担の問題に触れ、3日に日本スポーツ協会の遠藤利明会長を訪ね、式典の効率化や近隣都県の施設を一部で活用するなど大会開催の支援を申し入れ、一定の理解を得たことを明らかにしました。

山梨県 長崎幸太郎知事:
「ほぼ満額の意見の一致はみて『できるものはやっていいですか?』『それは応援します』という話をもらった。みんな問題意識は共通している」

県は同じ要望を日本パラスポーツ協会にも行っていて、関係者の理解を得ながら開催の準備を進めたいとしています。

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