中学校や高校が共学化する動きが加速しています。福岡県では、男子校がすべてなくなることになりました。
生徒募集の停止を発表
東福岡学園が運営する東福岡高校と東福岡自彊館中学校(ひがしふくおかじきょうかんちゅうがっこう)は来年度=2025年度から男女共学化になります。そして中村学園が運営する中村学園三陽中学校は2025年度以降、中村学園三陽高校は2026年度以降の生徒募集を停止すると発表しました。
いずれも在校生が卒業すれば閉校する予定です。
男子校から共学へ 生徒は?
東福岡高校・3年生(野球部)「自分は共学になって欲しくないです。男子校の方が楽しいので。
Q女の子が来て嬉しいとは思わない?
3年生(野球部)「いや、自分は思わないです。」
東福岡高校・2年生「どういう感じのノリになるのか分からないので、ちょっとドキドキします。楽しみです。」
東福岡高校・3年生(ラグビー部)「自分はあまり関係ないので何も思っていないです。」
東福岡高校・3年生(ボクシング部)「ジャジャジャジャーン。日本代表です。アジアチャンピオンです。自分の代は女の子が来ないので、それは許せないです。」
東福岡高校・3年生「女子が来ることは自分的にはちょっと嬉しいですけど、やっぱり、男子校が一番楽しいので男子校!」
オープンスクール7割が女子生徒
ラグビーやサッカーなどスポーツの強豪校として知られる東福岡高校。
6月8日に実施されるオープンスクールには定員の750人を超える応募がありました。
7割が女子生徒で、担当者は「例年は200人程度だが、今年は男女共学化による関心の高さを感じている」と話しています。
「多様性のある教育を展開したい」
一方、福岡市城南区の中村学園女子中学校と高校も2026年度から男女共学となり、学校名は「中村学園中学校」「中村学園高校」に変更されます。
中村学園は「在校生の中には共学に対して戸惑いがある生徒もいるが、あらゆる多様性を受け入れることのできる令和の時代にふさわしい教育を展開したい」としています。
男子校や女子校は減少
男子のみが通っていた高校は、全国で1970年には418校ありましたが、2000年には200校減って218校に、そして去年は99校にまで減少しました。
女子のみが通っていた高校も、1970年には736校ありましたが、去年は269校まで減少しています。
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