酒を飲んだ状態で車を運転し、県職員の男性をひき逃げして死亡させた過失運転致死などの罪に問われている男に対し、鹿児島地方裁判所鹿屋支部は4日、懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、川平陸人被告(21)です。

判決によりますと、川平被告はことし3月、鹿屋市で酒を飲んだ状態で車を運転し、運転中わき見をして、道路を渡っていた県大隅地域振興局の職員・野元隆春さん(当時57)をはね、そのまま逃げて死亡させたものです。

判決で、鹿児島地裁鹿屋支部の西功裁判官は「相当量の飲酒をした直後の運転で危険性は高い」と指摘。その上で「救護義務を果たさなかったことは人命を軽視する無責任なもの」と述べました。

その一方、「被告人は事実を認めて反省している」などとして、懲役5年の求刑に対し、懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

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