年金機構の職員から「還付金がある」などと言われた新潟県新発田市に住む60代女性が、言われるがままATMを操作して約99万円をだまし取られる被害にあったことがわかりました。新発田市周辺では「還付金がある」という不審な電話が相次いでいて、警察は注意を呼び掛けています。

警察によりますと4日午前、60代女性の自宅にある固定電話に“年金機構の職員”を名乗る男から電話があり「還付金がある」などと話しました。
その後、“銀行職員”を名乗る男から電話があり、「還付金を受け取るためにATMで操作が必要だ」などと言われたということです。
女性は自宅近くにある金融機関のATMに向かい、男から指示を受けながらキャッシュカードを入れてATMを操作したところ、約99万円を他人名義の口座に振り込みだまし取られました。
その後、女性がATMの明細を見ると「振込」と記載されていたことから、金融機関の職員に話したところ詐欺被害にあったことがわかり、警察に相談したということです。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
新発田市周辺では4日に「還付金がある」などと話す不審な電話があったとの情報が警察に複数寄せられていて、警察は「還付金がATMで戻ることはない」などと注意を呼び掛けています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。