天皇皇后両陛下が今月22日から29日まで、国賓としてイギリスを訪問されることが、けさの閣議で正式に決まりました。

両陛下はイギリス国王からの招待を受けて、国際親善のため今月22日から29日までイギリスを公式訪問されます。

両陛下は22日、政府専用機で羽田空港を出発し、現地時間22日午後、イギリスに到着されます。

翌23日は、陛下はロンドン市内にある日本文化などを発信する「ジャパン・ハウス・ロンドン」を訪問し、24日にはライフワークとして水問題の研究に取り組んでいることから、高潮の対策施設である「テムズバリア」を視察されます。

この2日間、皇后さまは体調を整えるため静養されるということです。

25日、両陛下はそろってチャールズ国王夫妻と歓迎式典に臨み、ウェストミンスター寺院で無名戦士の墓に花を供えたあと、バッキンガム宮殿で国王夫妻主催の晩さん会に出席されます。

26日、陛下はがんの研究などを行うヨーロッパ最大のバイオメディカル研究所の「フランシス・クリック研究所」を視察するほか、シティ・オブ・ロンドン市長らが主催する晩さん会に出席されます。

27日は、陛下はウィンザー城を訪れ、女王エリザベス2世とその夫であるフィリップ殿下の墓に花を供えられます。

両陛下はともにオックスフォードへの留学経験があり、28日はオックスフォードをそろって訪問される予定で、29日に帰国されます。

イギリスには昭和天皇が1971年に、上皇さまが1998年に国賓として訪問されています。

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