一般の人が自家用車を使って有料で客を運ぶライドシェアの全面解禁は実現するのでしょうか。ライドシェアの法整備が今、政局の新たな火種となっています。

きのう、自民党の地方会合に姿を見せたのは茂木幹事長。そこで強く訴えたのが…

自民党 茂木敏充 幹事長
「日本人のオペレーション能力、世界でも最高ですよ。ライドシェア、海外でも導入され広く利用されている。この運用が日本でできないと考えること自体が、私はおかしいんじゃないかなと」

一般の人が自家用車を使って有料で客を運ぶライドシェアの全面解禁です。

ライドシェアは現在、タクシー会社のみ参入が許されていますが、推進派はすべての事業者に広げるよう法整備を訴えています。

この議論をめぐっては先週、岸田総理が関係閣僚と会談し、慎重派の意見も踏まえて「法整備の議論は行うが、期限は設けない」との方針で一度、合意しましたが…

超党派「ライドシェア」勉強会 小泉進次郎 会長
「期限を設けない検討というのは、私はありえないと思います」

翌日、規制改革推進会議で岸田総理は、議論の「期限は設けない」という点については言及しませんでした。

こうした中、きょう、来日中のアメリカの配車サービス大手ウーバーの最高経営責任者は“全面解禁となればウーバーも参入する”と表明しました。

ウーバー・テクノロジーズ ダラ・コスロシャヒCEO
「日本の基準や状況に合わせて柔軟に安全対策を調整していく」

自民党はあす、ライドシェアに関する合同会議を開きますが、慎重派と推進派双方が出席するため議論は紛糾する可能性があります。

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