熊本県内各地の風景を油絵や水彩画で残した玉名市出身の洋画家・田代順七(たしろ じゅんしち)の展覧会が熊本市で始まりました。

きょう(3日)から熊本市で始まったのは「田代順七 こころの風景」です。

田代順七は1900年生まれ、玉名市出身の洋画家で、独学で油絵を習得した後、小学校や高校で美術の教鞭をとりながら、熊本県内各地の風景を数多く残してきました。

会場には、晩年の代表作でもある「阿蘇」をはじめ、6.26水害で大半が失われたとされる数少ない初期の作品も並びます。

田代の作風は具象絵画。風景を素直に描く手法を初期から一貫していて、特に晩年の作品は雄大な自然を豊かな色彩で表現し、郷土の美しさを感じ取ることができます。

この展示は、肥後の里山ギャラリーで7月13日までです。

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