東京電力福島第1原発では5月23日午前8時45分ごろ、作業員がコンクリートミキサー車から生コンを出すために使う作業台(高さ約1メートル)から足を踏み外し、転落した。救急搬送され、骨盤を骨折する大けが。伐採木や使用済みの作業着を焼却した後の灰などを保管する固体廃棄物貯蔵庫を建設するための作業中だった。構内では最近、作業員に汚染水が飛び散り被ばくしたり、電源ケーブルを損傷し停電が発生したりするトラブルが続き、作業点検をしている最中だった。  2号機の圧力容器下に溶け落ちた核燃料(デブリ)を微量採取する計画で、格納容器外側で釣りざお状の装置を入れるための設備の設置作業に入った。東電は8月から10月までに採取したいとしている。


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