北アルプスの焼岳で、火山性地震が増加しているとして、気象庁が注意を呼びかけています。

気象庁によりますと、焼岳では、山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加していて、5月30日に5回、31日に7回、6月1日に8回、2日午後3時までの速報値で15回の地震が観測されました。

山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていて、中長期的に火山活動が高まってきている可能性があるということです。

気象庁は、山頂付近を含む想定火口域では、突発的に火山ガスなどが噴出する可能
があるとして、登山の際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットの着用などの安全対策や、噴気地帯にはとどまらないことを呼びかけています。

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