ドラゴンフライズは新たな本拠地となるアリーナの建設を目標に掲げています。新アリーナ構想は、今回の優勝で実現に向けて大きく動き出すのでしょうか。

広島ドラゴンフライズの浦伸嘉 社長です。

Qエディオンピースウィング広島でパブリックビューイング。どんな気持ち?
広島ドラゴンフライズ 浦伸嘉 社長
「もう本当に感動。8000人弱の方が来てくれるとは思ってもなかった。本当に嬉しいです」

28日、広島で声援を送ったファンからはさっそくこんな声が聞かれました。

ピースウイング広島でドラゴンフライズのファン
「エディオンピースウイング広島はめちゃくちゃきれいなスタジアム。今までの広島サンプラザよりも多い人数の中で観戦できた。ぜひ広島に新アリーナをつくってほしいです!」

ドラゴンフライズの本拠地は、最大4500席を持つ西区の「広島サンプラザ」です。しかし2026年に始まる新リーグの基準では「5000席以上のホームアリーナを持つこと」とされています。

ドラゴンフライズは広島県と交渉し、基準を満たす「広島グリーンアリーナ」の暫定利用を5年間認められましたが、この間に新アリーナを完成させる必要があるのです。

浦 社長
「カープさんもやっぱりマツダスタジアムができて、非常に素晴らしい躍進を続けられたいと思う。スポーツをさらに盛り上げていくには、やはりハード面の充実が大きなポイントになる」

23日、イベント業界などが主催して新アリーナについて考えるシンポジウムが開かれました。スポーツだけでなく、コンサートにも使えるアリーナができれば、広島の活性化につながるという意見があがりました。

ドラゴンフライズとしても、バスケットボール専用ではなく、1万人規模のコンサートも開ける多目的施設を目指しています。

浦 社長
「新Bリーグは年間30試合、多くて40試合。残りの300日は我々のバスケットボール以外で埋めていかないといけないが、埋められる可能がある。若い人は『転出超過』と言われていますが、アリーナでイベントができれば、若い人たちも広島にとどまってくれるのではないかと思う」

Q新アリーナは必要?
県民は
「あったらいいと思います。サッカーも新しい球場ができてすごくみんな喜んでいるので」
「やっぱり広いところでやらないと。集客の問題もあるんだろうし。優勝したから観客も増えると思いますので」
「日本一にもなってるし」

浦 社長は、新アリーナを早く実現するため、マツダスタジアムやピースウイング広島のような「公設」ではなく、「民設民営」で整備を進める考えです。

Q浦 社長は以前から「民設民営」でつくりたいと言われていますが?
浦 社長
「いや、民設民営でなければならないとは思ってはいません。しかし自治体を巻き込んでの(公設)計画はなかなか難しい。民設民営でないとなかなか間に合わない。間に合わないと思う」

浦 社長は、ことしか来年中には新アリーナの方向性を示したいと話しました。場所の選定については「単純な話ではないが、市内中心部が望ましい」としています。

採算性や賛同する企業の獲得など、民設民営での実現に向けて、模索が続いています。

広島ドラゴンフライズ 浦伸嘉 社長
「やはりマツダスタジアムさん、ピースイングさんが都心部に来たことによる経済波及効果は大きいと思う。チームが頑張ってくれることで、県民の方々が『優勝した。では次はアリーナだろう』と言ってくれると、非常に話が進みやすくなるのではないかと個人的には思っています」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。