大分県豊後大野市にある県の農業研究施設で、ビニールハウス加温用の灯油およそ939リットルが漏れ出ていたことが分かりました。県は、現時点では外部への流出は確認されていないとしています。

県によりますと5月29日、豊後大野市にある大分県農林水産研究指導センター農業研究部で、ビニールハウスの前の水たまりに油が浮いているのを職員が発見しました。

付近を調査したところ、地中に埋まっている配管のつなぎ目部分が腐食し、ビニールハウス加温用の灯油が漏れ出ていたことが判明しました。

タンクの残量と使用量の誤差から、漏出したのは939リットルとみられています。

県は油を吸い取るマットを設置した上で、施設周辺の排水溝などを調べた結果、現時点では外部への流出は確認されていないということです。

今後は土壌を掘り起こして地下への漏出状況を調査し、土壌を撤去する方針です。

配管は2011年に設置されたもので、漏出を受けた緊急点検の結果、他の配管のつなぎ目部分などには異常はなかったということです。

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