林官房長官はアメリカ軍の普天間飛行場を抱える沖縄県の宜野湾市長と面会し、普天間飛行場の返還実現に向けて「辺野古移設の工事を進める」と応じました。

宜野湾市の松川正則市長はきょう、総理官邸を訪れ、林官房長官に対し、▼普天間飛行場の早期閉鎖と返還や▼騒音問題への対応、▼去年11月に鹿児島で発生したアメリカ軍輸送機オスプレイの墜落事故の原因について早期に公表することなどを要請しました。

日米両政府が普天間飛行場の全面返還に合意してから28年が過ぎ、政府は名護市辺野古を移転先として埋め立て工事などを進めていますが、普天間飛行場の危険性除去については、ほとんど事態の進展はありません。

林官房長官は松川市長に対し、「辺野古の移設の工事を進める」と政府の立場を繰り返し伝えたうえで、騒音問題については「アメリカ軍側に申し入れる」と回答したということです。

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