ドライブの際立ち寄る道の駅。運転の休憩だけでなくご当地の味が楽しめるグルメスポットでもあります。このほど青森県三戸町の道の駅に、郷土料理を提供する個性的な食堂がオープンしました。地域色豊かなメニューを「ライスボール」の実土里さんが味わいます。

リポーターの実土里さん

2024年4月26日「道の駅さんのへ」にオープンした「三戸食堂 白山」。郷土料理を提供する割烹料理店「割烹 白山」(青森県三戸町)がプロデュースする食堂です。川蟹を殻ごとたたいて出汁をとったスープにすいとんを合わせた名物「川蟹すいとん」をはじめ、三戸町の郷土食をアレンジしたメニューが揃っています。

三戸食堂 白山は「道の駅さんのへ」の「ふれあいハウス」内にある

大判の油揚げがインパクトあるきつね蕎麦

まずいただくのは、大きな油揚げがインパクトある「太子の大判揚げきつねそば」(750円)です。三戸町に本社がある大豆加工食品製造会社「太子食品工業」の大判揚げを甘じょっぱく煮込んでのせた、鰹出汁ベースのきつね蕎麦です。

実土里さん
「すごい!このきつね部分っていうんですか?きつね部分の占めている面積がすごいです。リスのお布団にできるくらい、すごい大きい‼」

丼をおおうほど大きな油揚げ
リスのお布団?ぐらいの大きさ

「やだら大っきい油揚げがある」と聞いて…

この油揚げは「大判揚げ 唯一」(太子食品工業)という商品名で一般に販売されています。本体のサイズを測ってみると、実測で縦20センチ、横13.5センチ。ハガキと比べると二回り大きいくらいです。

パッケージサイズ(15.5センチ×25.5センチ×10ミリ)実測(13.5センチ×20センチ)
ハガキと比べてみると

実土里さん
「ん~!おつゆをいっぱい吸ってくれていて、このお揚げを食べるごとにおつゆの旨みとお揚げの美味しさが一気にくる!美味しい」

おつゆを吸ってずっしりした油揚げ

実土里さん
「お蕎麦もいい香り。すすっているときからフワッと広がってきて。細麺のお蕎麦だから、スルスルスルっと入っていく感じ。三戸町に工場がある太子食品さんのきつねを、この場所で食べられるっていうのがなんかいいですね」

「三戸食堂 白山」のスタッフ 横沢寿人さんによると、オープンに先立ち何かインパクトあるメニューを作りたいと考えていた際「やだら大っきい油揚げがある!」と聞きつけ使用することに。しかし、1枚では大きすぎて丼からはみ出し、折り畳んでも蕎麦の味とのバランスに欠けるということで、結果、カットした半分サイズを提供することにしたそうです。

老舗とコラボ!煎餅をインした特製中華そば

続いては「川蟹と鰹出汁の中華そば」(800円)です。川蟹を殻ごとたたいて出汁をとった「川蟹スープ」と鰹だしを合わせた特製スープの中華そばに、トッピングとして三戸の名産品「てんぽせんべい」がのった個性的な中華そば。

三戸の名産の煎餅がのった個性的な中華そば
スープをすった煎餅のお味は?

地元で100年以上続く老舗、小山田せんべい店の名物「てんぽせんべい」は、小麦粉、水、塩のみで作られたシンプルな煎餅で、柔らかくもちもちした食感が特徴です。まずはこだわりのスープから召し上がれ!

実土里さん
「美味しい!カツオとカニの旨みがギュギュギュて詰まってる味がしますね。…サンバを踊ってそうなくらいのカツオとカニを感じます‼」

川蟹と鰹の特製スープ

そして、ラーメンのトッピングには珍しい煎餅もいただきましょう。

実土里さん
「柔らかい。この食感は、あまりお煎餅で味わったことない柔らかさですね。スープが染み込んでて美味しい!子供ちゃんから大人ちゃんまで、みんなで食べたいラーメンですね」

看板メニューは郷土料理「川蟹すいとん」

川蟹の旨みが凝縮された川蟹すいとん

最後は、看板メニューの「川蟹すいとん」(1,200円)をいただきます。
すいとんとは、小麦粉と水を練りスープに入れて煮込んだ鍋料理。三戸町の郷土料理「川蟹すいとん」はモチモチ感のあるすいとんと川蟹の身、蟹味噌、殻をまるごと潰し醤油のみで味付けした特製の川蟹スープが相性抜群な一品です。
特製の川蟹スープからいただくと…

実土里さん
「美味しい!濃厚!カニを飲んでる感じがしますね。サラッとしているスープじゃなくて、ちょっとカニが残ってる感じ。たっぷりカニが入ってる感じがして贅沢!」

そして、メインのすいとんもどうぞ。

実土里さん
「カニの濃厚なスープと、モチモチ、プルプルなすいとん。新しさも感じて、だけどやっぱりどこか懐かしさもあって、すごいホッとする味」

三戸食堂 白山 スタッフ 横沢寿人さん
「道の駅は元々観光のお客様が多い場所ですけれども、三戸町の皆様にも愛していただけるように、堅苦しくならず三戸らしくお店作りを進めていきたいと思っております。道の駅さんのへは青森県の入口に位置していますので、県外へのお見送りと県外へのお迎えということで、食を通してその役割を担っていければなと考えています」

実土里さんから感謝のイラストを受け取った横沢さん

実土里さん
「三戸町ならではのメニューを、落ち着く道の駅という場所で食べられたことがすごく幸せでした。三戸町でしか味わえない美味しいお料理たちを、是非この道の駅で食べてほしいですね。ありがとうございました」

三戸食堂 白山
【住 所】三戸町川守田尼久保39-1
【営業時間】午前10時~午後3時
【電話番号】080-2807-2795

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分「シン・アオモリ」2024年5月17日放送回より

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。