JR米坂線は、2022年夏に新潟県を襲った集中豪雨による影響で、一部区間では長期にわたる運休が今も続いています。

この区間についてJR東日本は、29日に開かれた復旧検討会議の席上で「JRの運営を前提にした復旧は持続可能性の観点から難しい」という考えを示しました。

これについて村上市の高橋邦芳市長は30日の会見の中で「JR東日本全体でみれば黒字路線もあり、会社としてどうとらえるのか、しっかり考えてほしいと訴えてきた」とした上で、次のように述べました。

「米坂線だけをピックアップして、JR東日本新潟支社としてはここはなかなか難しいという話は、さっき私が申し上げた話と比較をすると、どうなっているのってことになると思いますので、そこのところをしっかりと、これからまた訴えていかなければならないなと思っています」

その上で、JRが運営しつつ沿線自治体がそれをフォローしていく、という形が望ましいとの考えを示しました。

29日の「復旧検討会議」で示したJRの考えについて地元住民や米坂線の利用者は…

【村上市 80代男性】
「赤字路線だったとしても、会社全体で賄えばいい」
【村上市 10代男性】
「ここら辺は、バスとかしかなくなってしまうため、不便に思う」
【村上市 80代女性】
「JRの立場も考えると、難しいよなって…。でもなくなってしまったらすごく残念だと思う」

村上市はJR東日本に対して、まずは災害復旧を進めるように改めて訴えいくとしています。

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