31日朝、北海道名寄市の食肉加工工場で、屋外にあった牛の皮が持ち去られる被害がありました。警察などはクマが侵入したものとみています。

マルハニチロ畜産 名寄工場 川崎郁雄工場長
「このまんま引きずって持っていっているような、堤防の先にも2枚持っていってる」

31日朝、名寄市日進の食肉加工工場で、屋外に干していた牛の皮が荒らされているのに従業員が気づきました。

牛の皮は1枚およそ30キロで、数枚が付近で見つかりましたが、10枚がなくなっていました。

敷地内にはクマのふんのようなものがあり、河川敷まで何かを引きずったような跡があったことからクマが、30日夜からけさまでの間に工場に入り込み、皮を持ちさったとみられています。

マルハニチロ畜産名寄工場 川崎郁雄工場長
「いまだかつてないので驚きはありました。えさがなくてこの辺に来ているのかなとは思っている」

工場の周囲は河川敷で、柵や塀などは設けられていませんでした。

 一方、こちらは北海道大学の苫小牧研究林で5月下旬に、動物の観察用のカメラが撮影した映像です。

春に目覚めたクマはこの時期、活発に行動するということですここは元々クマの生息する場所で市街地からも離れていますが、北大は研究林の利用者に注意を呼びかけるとともに、研究林の一部について立ち入りを制限しています。

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