マダニにかまれることによって感染する日本紅斑熱で、広島県内の患者が死亡したことが31日、わかりました。

広島県によりますと、死亡したのは尾道市内に住む70代の女性です。

女性は5月26日に発熱などのため入院。その後、病院から保健所へ検査依頼があり、30日、女性の検体から日本紅斑熱の陽性が確定したということです。女性は血小板減少や肝機能異常などの症状もあり、28日に死亡しています。

女性の左足にはマダニにかまれたようなあとがあり、県は、女性が庭仕事をしていた際にかまれた可能性があるとみています。

広島県内での日本紅斑熱の患者は今年に入って21例目、死亡したのは初めてです。

春から秋にかけてマダニの活動が盛んになるということで、県は「屋外で活動する際は、長袖や長ズボンを着用するなどして、マダニにかまれないようにしてほしい」と呼びかけています。

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