新潟県魚沼市に住む30代女性がSNS上の「在宅でできる無料モニター募集」などと表示された副業広告にアクセスしやり取りを進めたところ、報酬を引き出すための費用が必要などとして繰り返し入金を求められ、およそ300万円を騙し取られる被害にあっていたことがわかりました。

警察によりますと、5月10日前後に、女性がSNS上の「在宅でできる無料モニター募集」などと表示された副業広告にアクセスしたところ、別のSNSに誘導されたうえ、日本人名を名乗る人物とのやり取りが始まったということです。
そして、この人物から「無料動画を視聴して再生回数を伸ばす仕事」を紹介されたといいます。女性は指示通りに動画を視聴したところ、数百円程度の報酬が振り込まれたということです。
女性はその後も指示通りに“副業”を進めて作業について報告すると、報酬が増えていったことから現金を引き出そうとしましたが、「手続きに失敗したため、報酬は引き出せない」「報酬を引き出すためには、引き出したい金額に数％を上乗せした金額を用意しなければならない」などと言われ、現金を振り込むよう要求されたといいます。
女性は5月22日ごろから27日ごろまでの間に合わせて6回、合計で約298万円を指定された口座に振り込みましたが、引き出すためにはさらに現金の振り込みが必要だなどと言われたことから不審に思い、警察に相談。詐欺被害にあっていたことが分かったということです。警察はSNSを使った詐欺事件として捜査しています。

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