国の登録を受けずに金融商品取引の仲介をして、1200億円あまりを集めたとされる、スカイプレミアムをめぐる裁判で、最高経営責任者の男は30日、「間違いありません」と起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、スカイプレミアムの最高経営責任者である、会社役員の齋藤篤史被告らは、2019年から2021年にかけて、国の登録を受けずに金融商品取引の仲介をしたとして、金融商品取引法違反の罪に問われています。

30日開かれた初公判には、同じく金融商品取引法違反の罪に問われているスカイプレミアムの幹部で自営業の水島忍被告(60)、会社役員の高瀬正志被告(53)、会社役員の田中雅祥被告(41)も出廷しました。

初公判で、齋藤被告らはいずれも「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、「被告らは登録を受けずに、勧誘営業員と共謀して投資契約の締結を媒介し、約2万2000人から1200億円あまりを集めた」、「幹部は5~10億円と多額の報酬を得ていた」と主張。

一方、弁護側は「公訴事実については争わない」としています。

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