八戸工業大学(青森県)で温水から氷を作る技術が公開されました。今まで捨てられていた熱を保冷剤として活用することが可能で、CO2削減にも期待されます。

公開された「革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発」は、八戸工業大学と東京電機大学、高砂熱学工業が共同で開発しました。

はじめに温水から氷点下の冷熱を製造し、もう一つの装置で「氷スラリー」と呼ばれる氷のかけらと水が混じった液体を、連続して作ることに成功したということです。

この技術により、廃プラスチックごみを焼却処分する際、今まで廃棄していた熱を氷スラリーに変換して、農水産物などの輸送時に冷蔵用の保冷剤として活用することが可能になり、様々な分野でのCO2の削減にも期待されています。

八戸工業大学 折田久幸教授
「街の活性化、工業地帯も水産業も活性化してほしいという希望。いろんな意味でメリットがあるのでは」

この技術パッケージは、工業と漁業が盛んな八戸がモデル地区として最適だということで、今後は工場などから排出される熱を様々な分野で活用する予定です。

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