小林製薬の紅麹問題をめぐり、工場で見つかったアオカビがプベルル酸を生成した可能性があることが分かりました。

小林製薬の「紅麹」サプリメントをめぐってはこれまでに5人が死亡、283人が入院しました。

プベルル酸はアオカビが作り出す天然化合物で、サプリには本来入っていない物質です。

大阪市はきのう、アオカビが旧大阪工場の培養室や粉砕室の天井や壁など5つの部屋のあわせて6か所から採取されたことや、そのアオカビがプベルル酸を生成する種類であることが確認されたと明らかにしました。

また、大阪市は回収命令を出している3つの商品およそ113万個のうち、現実的に回収が見込める数をおよそ19万1000個とし、そのうち8割あまりのおよそ15万8000個が回収済みだと発表しました。

回収は9月ごろに終える予定だということです。

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