天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、きょう夜、都内でビオラを基調とするコンサートを鑑賞されました。

天皇ご一家は午後7時前、東京・千代田区のコンサートホールに入場し拍手で迎えられました。

鑑賞されたのは、世界的ビオラ奏者の今井信子さんの提唱で1992年に始まったビオラを基調とする音楽祭=「ヴィオラスペース」の32回目のコンサートです。

自らもビオラを演奏される陛下は、このコンサートをほぼ毎回鑑賞されています。

ご一家は、ときどき言葉を交わしながらベートーベンのビオラとチェロの二重奏など6曲を鑑賞されました。休憩後は両陛下でバルトークの「ビオラ協奏曲」など2曲を鑑賞されました。

コンサート終了後、両陛下は出演者と懇談し、陛下は「ビオラのいろいろな魅力が示されていて、ますますビオラが好きになりました。今、シューマンの『おとぎの絵本』を勉強しています」などと話されていたということです。

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