27日、三重県津市で救急隊員らが意識のない70代の女性を担架に乗せて救急搬送する際に、担架から女性が落下する事故がありました。

27日午前5時過ぎ、津市の住宅で70代の女性が「呼びかけに応じない」などと女性の夫から119番通報がありました。

その後、津市北消防署の隊員3人が意識のない状態の女性を担架に乗せて救急車まで移動させる際に、玄関で隊員がバランスを崩し女性は約50センチの高さから床に落下したということです。

女性は頭から落下し、救急車で病院に搬送される途中に一時、心肺停止になりましたが搬送先の病院で心拍が再開し、入院しています。

担当医師は、今回の事故と女性の容体には医学的な関連はないという見解を示しています。

津市の田中秀浩消防長は職員に対し、今後二度と同じような事故を起こさないように今一度原点にかえって活動の基本を徹底し、再発防止に努めるよう指示を出したということです。

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