岩手県一関市が発注した水道工事の入札情報を漏らし飲食などの接待を受けたとして、市の元職員の男などが逮捕された事件で、警察は28日夕方、市役所を家宅捜索しました。

この事件は2019年5月から2022年3月までの間、一関市が発注した5件の水道工事をめぐる入札情報を漏らし、その見返りとして複数回にわたり、飲食の接待など二十数万円相当の賄賂を受け取った加重収賄などの疑いで28日、市の元職員・那須野長己容疑者59歳が逮捕されたものです。また、贈賄などの疑いで一関市の水道会社「永沢水道工業」の元社員・千葉敏郎容疑者(68)も逮捕されました。きのう午後6時すぎから警察官30人ほどが一関市役所を約4時間半、家宅捜索し、段ボール16個分の関係資料を押収しました。

市によりますと、那須野容疑者は体調不良を理由に今年3月に退職したということです。

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