市街地でクマの目撃が相次いでいるとして、28日、山形県は「クマ出没注意報」を出し、注意を呼びかけています。

県によりますと、26日までの1週間に市街地で目撃されたクマの件数は、5件となっています。

このため県は、市街地でクマによる人身被害が発生する恐れがあるとして「クマ出没注意報」を発令しました。

期間は8月31日までです。

注意報の発令は3年連続です。例年5月よりも6月に目撃件数が急激に増加するということで、県は、今後目撃件数が増えた場合は警報に切り替える可能性があるとしています。

ちなみに去年は、5月の目撃件数が93件でしたが、6月は137件と大幅に増加。6月14日に注意報を警報に切り替え、警戒を呼びかけました。

県では、家の周囲にある、とり残しの果実や野菜、ハチの巣は撤去し、生ゴミなどを放置しないこと。

クマが隠れられる場所を少なくするため、市街地周辺の河川敷や公園などの下草を刈ること。

クマに出遭った場合は、背を向けず落ち着いてゆっくりその場から離れることなどを呼びかけています。

また、県のホームページにある「クマ目撃マップ」に目撃情報などが掲載されています。目撃場所の近くでは自分の存在を知らせることや、遭遇する可能性が高い早朝や夜間の外出は特に注意するよう呼びかけています。

県によりますと例年、春(初夏を含む)と、冬眠前の秋にクマの目撃件数が多くなる傾向があるということです。

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