4月中旬、“闘犬”として飼育されることが多いピット・ブル=アメリカン・ピット・ブル・テリアが逃げ出したままの北海道北部の鷹栖町のブリーダーの施設が、約80匹の犬を町に登録していなかったことがわかり、行政指導されました。

 4月15日午前9時半ごろ、鷹栖町のブリーダー施設、トレジャーハウス鷹栖町犬舎からピット・ブルが逃げ出しました。

ピット・ブルが逃げ出したままのブリーダー施設、トレジャーハウス鷹栖町犬舎

 施設によりますと、体高およそ50センチ、体重20キロほど…ピット・ブルは気性が荒く、闘犬としても飼育されますが、逃げ出した犬は、ふだん、子どもと一緒に寝てるくらい穏やかで、比較的、人懐っこかったということです。

逃げたピットがブルが飼育されていたコンテナ

 しかし、1か月半経った今も見つからず、手がかりがないままです。

脱走から1か月半経過も、手がかりないピット・ブル(施設提供)

 こうした中、鷹栖町によりますと、この施設が飼育している約80匹、全ての犬について、狂犬病予防法に基づく登録がなかったことがわかりました。

約80匹すべての無登録判明(北海度警察提供)

 狂犬病の予防接種は受けさせているものの、証明する標識を犬に付けていないことも判明し、鷹栖町は22日付けで行政指導しました。

 合わせて6月28日までに、全ての犬の登録をはじめ、脱走の再発防止策を講じるよう求めています。

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