「女の子を妊娠させてしまった」などと息子を装い、兵庫県加西市の82歳の男性から現金500万円をだまし取ったとして、茨城県ひたちなか市の17歳の男子高校生が逮捕されました。警察は特殊詐欺グループの「受け子」とみています。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、茨城県ひたちなか市の17歳の男子高校生です。警察によりますと、男子高校生は、今年4月、何者かと共謀し、兵庫県加西市に住む82歳の男性の携帯に息子を装って「携帯が壊れたから、この電話でかけている」「女の子を妊娠させてしまって弁護士も頼んでいる。示談金として500万円を段取りしてほしい」などとウソの電話をかけました。

 そして男子高校生は「弁護士見習い」とウソをつき、今月3日午後、加古川市内の集合住宅のエントランスで現金300万円を、4日午前、三木市内の駐車場で現金200万円をだましとった疑いがもたれています。男性はその後、息子に電話をして、詐欺の被害に気付き、警察に相談していました。

 警察の調べに対し、男子高校生は「なりすまして現金を受け取ったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。警察によりますと、男子高校生は特殊詐欺グループの「受け子」とみられているということです。

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