図書館がない地域でも本を借りられる「自動車図書館」をご存じでしょうか。名古屋市の車両が17年ぶりに新しくなり、台数も2倍に増えて利用しやすくなりました。

26日、名古屋の栄で子どもたちが集まっていたのが、新しくなった「自動車図書館」。市内を巡回して本を貸し出すもので、これまでは大型車両2台で、118か所を巡っていましたが、より多くの人に本を届けられるように車の台数を増やし、小型車両4台での運行になりました。

(牧野恵美記者)
「新しい自動車図書館。子ども向けの本から大人向けの小説まで幅広い種類の本がそろっています」

イベントでは、子どもたちが自ら手に取った絵本に夢中に。

(訪れた人 30代母親)
「わざわざ(図書館に)行かなくても、普段行っている公園とかに来てくれて、絵本を選べたらすごくいいなと思う」

(小学3年生)
Q本読むのは好き?
「はい、いろんなことが知れるから」

「bookworm(ブック・ワーム)と書かれた緑色の新車両。名城大学の学生がデザインしたもので、本棚が椅子になる組み立て式のベンチも搭載。親子でくつろぎながら本を読むことができます。


(名城大学理工学部修士2年 横井実のりさん)
「ただ本を貸して返す場所ではなく少しでも滞在して、他の図書館とは違う体験をしてもらえらたらいいなという気持ちで作った」

1台につき約1000冊の本を乗せる「自動車図書館」。新たな本との出会いが期待できそうです。

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