“史上最速”7場所目での優勝という小結・大の里の快挙に、大の里が中学・高校時代を過ごした新潟県糸魚川市も沸いています。
BSN新潟放送では海洋高校時代の大の里を取材していました。そこに映っていた強さの秘密とは?

小結 大の里(23)
「天皇賜杯を頂いた瞬間が一番 優勝した実感がすごく湧きました。すごく重かったですし、ずっと小さい頃から見ていたので…」

大相撲夏場所で初優勝を果たした大の里。
一夜明け、会見に臨みました。

小結 大の里(23)
「気持ちが高ぶって先走ってしまうと、いっぱい苦い経験があるので、あんまり考えすぎずやりましたね」

糸魚川市の海洋高校相撲部出身の大の里。
7場所目での優勝は、幕下付け出しでは横綱・輪島の15場所を大きく塗り替える最速記録という快挙です。

糸魚川市で行われたパブリックビューイングでは、相撲部の後輩や地元の人などおよそ170人が歓喜に沸きました。

一夜明けた海洋高校。
相撲部顧問の村山大洋先生は教え子の快挙に…

海洋高校 相撲部 村山大洋 顧問
「ここまで早く優勝すると思っていなかったので、びっくりした気持ちと素直にうれしい気持ちがあります」

夏場所中も連絡を取り合っていたという村山先生。
初優勝を果たした26日夜も祝福の連絡をしたといいます。

海洋高校 相撲部 村山大洋 顧問
「本人からも『ありがとうございます。素直にうれしいです』と。また『これからについて頑張っていきます』とやり取りはしました」

先輩の快挙に後輩は…

海洋高校 相撲部 内山龍之介部長
「凄い刺激になりますし、次は自分たちが結果残さないとなと思いました」

BSN新潟放送では、2016年に海洋高校相撲部を取材していました。
こちらが1年生の時の大の里です。

高校時代の大の里
「一応高校生なので、相撲だけじゃダメなので、勉強もしっかりしないとダメだなと思います」

石川県出身の大の里は能生中学校・海洋高校で相撲の腕を磨きました。
189センチ、150キロという恵まれた体を武器に、1年生ながら相撲部のエースとして活躍し、インターハイでは準優勝。

この強靭な体をつくったのが田海総監督の妻、恵津子さんたちが作る食事です。
1日6合のお米を食べて体を大きくしました。

高校時代の大の里
「厳しいのは分かってて、つらいのを分かってて来たので…つらくないと強くなれないので」

高校時代の大の里について恩師は…

海洋高校 相撲部 村山大洋 顧問
「すごく明るい子で、つらい稽古に対しても前向きに取り組むことができていたし、チームのムードメーカーであり、またエースであり、チームを引っ張ってくれていた存在」

やはりたくさん食べていたという印象があるようで…

海洋高校 相撲部 村山大洋 顧問
「意外と、これだけ体が大きいとお肉が好きな子が多いと思うんですけど、本人は昔から魚が好きで、刺身とかお寿司とか大好きで、いっぱい食べていた記憶があります」

大の里は糸魚川で過ごした時間をこう振り返りました。

小結 大の里(23)
「中学、高校で僕の土台を作ってくれて大きく芽は出なかったけど、中学高校時代は、そこで土台となる部分を作ってもらって」

夏場所で快挙を達成した大の里。目指すのは…

小結 大の里(23)
「まだ上に番付があるわけなので、もちろん優勝はうれしいですけど、最終的な目標はここじゃないと思っているので、これからさらに上へ上へと駆け上がりたい」

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