大相撲高田川部屋所属で甲府市出身の竜電関にスタジオに来ていただきました。
竜電関、15日間を終えて今の気持ちは、ちょっとほっと一息ですか。
竜電関:そうですね。2桁も勝てたので今はホッとしています。
10勝5敗で3場所ぶり。今年初の勝ち越しなんですが、今場所を振り返っていかがでしょうか?
竜電関:全体的に前に出る相撲も多くて、良い相撲を取れたんじゃないかなと思います。
では、その中で千秋楽での、佐田の海との取り組みですが、同じ9勝5敗同士で2桁をかけた対戦となりました。竜電関、2桁は意識はありましたか。
竜電関:あまり意識しないようにはしてましたけど、やっぱり意識しちゃうものですね。
前に出続けましたよね。
竜電関:そうですね。投げられそうになったんですけど、腰の付け方も良かったので、良かったんじゃないかなと思います。
2桁決めたときのお気持ちは?
竜電関:正直嬉しいです。あとやっぱり千秋楽なので、終わった後「はぁ」っていうほっとした気持ちがありました。
今場所で他に自身で印象残っている取り組みはありますか?
竜電関:北勝富士戦は、すごく合い口の悪い相手だったんで、その相手に押し勝って前に出て勝ったんで、やっぱりこれが自信になったなと思います。
ここまでの2場所はなかなか結果が出ませんでしたが、今振り返ってみますとどんなところが繋がらなかったと思われますか。
竜電関:先場所は前に出る相撲が少なく、受ける相撲ばかりだったんです。でも今場所は勝ってる相撲は全部前に出てる相撲なんで、そこら辺の違いが10勝5敗だったのかなと思います。逆転の投げだったりがあったんで、やっぱり粘りしぶとさが自分の真骨頂だと思ってるので。
何かが変わったということですか。
竜電関:攻める気持ちがあると残れるんです。残ろうと思うと負けちゃうので駄目なんです。攻める気持ちを忘れずに。
今場所では大の里の優勝など若い力の躍動もありましたが、この辺りについてはどのようにご覧なってますか。
竜電関:やっぱりもう自分もベテランの中に入ってるんすけど、でも自分も若さでは負けないと思ってるんで置いてかれないように追いつき追い越せで、頑張ってるんで、負けたくないです。
若手と言いますと、高田川部屋にも同じく山梨県都留市出身の「國府方」改め「都留樹富士」が入門しました。序の口で4勝3敗で勝ち越しましたが、どんな力士ですか。
竜電関:相撲をずっとやってて相撲大好きな人間なので、結構コツコツやってますね。
そういう竜電関も同じく中学校卒業してから、門を叩きましたが。
竜電関:同じ中卒で、自分も入った頃は何もわからず入ったんです。少しずつ経験して、どんどん強くなってくれたらなと思います。
今後の成長が楽しみですね。
楽しみなのは、来場所は番付を上げて臨むことになる竜電関ですが、7月の名古屋場所での目標を聞かせていただけますか。
竜電関:番付も真ん中ぐらいまで上がるので、まだ上位戦があるとは思わないですけど、やっぱり10勝以上して優勝を狙っていきたいですね。
応援してくださっている地元のファンの方にメッセージを。
竜電関:応援してくださってる方を喜ばせられるような相撲を取って、来場所も良い成績を残しますので、応援よろしくお願いします。
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