東北電力は27日、再稼働に向け作業を進めてきた女川原発(宮城県)2号機の安全対策工事が完了したと発表した。9月ごろの再稼働を想定している。再稼働すれば、2011年の東日本大震災で被災した原発、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉のいずれでも初めてとなる。  安全対策工事では、海抜約29mの防潮堤のほか、事故時に原子炉格納容器の圧力を下げて破損を防ぐ「フィルター付きベント」などを設置した。工事費として約5700億円を投じた。  東北電によると、7月ごろ原子炉に燃料を装填し、圧力容器や格納容器の漏えい検査を経て9月ごろの再稼働を計画。営業運転開始は10月ごろになる見通し。


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