特殊詐欺の被害が相次ぐ中、宮城県警は防犯機能が付いた固定電話の設置を進めようと900台分の購入費用を補助することにしていて6月3日から申請を受け付けます。

仙台市宮城野区の家電量販店では、25日、特殊詐欺被害防止キャンペーンが行われ、警察官が寸劇で還付金詐欺の手口を紹介しました。

警察官の寸劇:
「現金を振り込みますので、暗証番号を入力してお振込みを押してください」

県警は、特殊詐欺の被害が相次いでいることを受け、録音などの特殊詐欺防止機能が付いた固定電話や撃退装置を購入する場合、県内在住の65歳以上を対象に費用の半額、上限7000円までを補助することにしています。

客:
「買っておけば安心ですからね。そういう被害にあわないように備えておけばいいかなと思う」
県警生活安全企画課 三浦秀一犯罪抑止指導官:
「録音を犯人は嫌うので、このような電話機だと犯人は犯行を断念する。1人でも多くの被害を未然に防ぎたいと考えています」

県警生活安全企画課 三浦秀一犯罪抑止指導官

県警によりますと今年1月から4月までの、県内の特殊詐欺被害は114件で、去年の同じ時期に比べ7件多く、被害額はおよそ3億3000万円に上っています。今年の購入費の補助は900台を予定していて6月3日から郵送などで申請を受け付けます。

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