川勝平太前知事の辞職に伴う静岡県知事選挙は、前浜松市長の鈴木康友さんが当選を決めました。
与野党対決の構図となった静岡県知事選は、立憲民主・国民民主党が推薦する前浜松市長の鈴木康友さんが自民党推薦の大村慎一さんとの激戦を制し、初当選を決めました。
当選 鈴木康友氏(66)
「幸福度日本一の静岡県をつくるため、全力を尽くしてまいりたいと思います」
選挙戦では、川勝前知事が着工を認めてこなかったリニア中央新幹線への対応が争点となりました。
当選 鈴木康友氏(66)
「川勝知事の発信力という点では、優れた知事だったと思います。リニアの問題でも様々な課題を浮き彫りにしていただきましたので、そうした課題に真摯に向き合い、現実的な解決策を見出していきたい」
鈴木さんは水資源などの保全を図りながら推進するとしています。
投票率は52.47%で、3年前の前回選を0.46ポイント下回りました。
一方、鈴木氏を推薦した立憲民主党の大串選対委員長は、「自民党が裏金問題で自浄作用を全く発揮することができず、政治不信を深めているなか、国政上も大きなインパクトを持つ結果だ」と述べました。
自民党の小渕選対委員長は推薦した大村氏の敗戦を受け、「あと一歩及ばず当選を果たすことができなかった。県民の審判を真摯に受け止める」とコメントしています。
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