著名人をかたる人物のSNSを経由し、嘘の投資話を持ちかけられた高齢者が1億円以上をだまし取られる被害が相次いで発覚しました。警視庁などは、詐欺事件として捜査しています。
警視庁によりますと、東京都内に住む70代の男性が去年10月から今年4月の間、著名な実業家を装った人物から「投資のテクニックを教える」などとSNSで嘘の投資話を持ちかけられ、偽の投資アプリをダウンロードしました。
男性はその後、指定された口座に今月までに10数回、合わせておよそ1億4000万円を振り込みましたが、今月、銀行口座を確認したところ、一切入金がされていなかったということです。
一方、栃木県警によりますと、下野市に住む67歳の女性が著名な経済アナリストをかたるSNSアカウントを経由して紹介された投資サイトで、1億2300万円あまりをだまし取られる被害にあいました。
警視庁によりますと、「SNS型投資詐欺」の被害の相談は今年、去年を大幅に上回るペースで寄せられていて注意を呼びかけています。
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