日中韓サミットに出席するため韓国を訪れている岸田総理は、韓国の尹大統領と会談しました。会場前から中継です。

私の後ろ、あちらの敷地の中にある韓国の大統領府で午後4時半すぎから岸田総理と韓国の尹錫悦大統領の会談が始まりました。周辺では今も厳しい警備態勢が続いています。

対面で10回目となる両首脳の会談で、冒頭、尹大統領は「韓国への訪問者が過去最高水準になった」と強調したのに対し、岸田総理は「尹大統領との信頼関係をもとに、今後ともシャトル外交を継続していきたい」と述べました。

会談では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応やアメリカとの連携が話し合われ、両国の課題についても意見交換したものとみられます。

来年は韓国との国交正常化60年を迎える節目の年に当たり、「日韓両国の連携を一層緊密化していきたい」としています。

一方の、中国・李強首相との会談はこの後行われる予定ですが、直前まで調整が続けられていて、私たちメディアに時間が知らされたのは、きょうになってからでした。

福島第一原発の処理水の海洋放出など、多くの課題がある中国との関係でどこまで踏み込むかが注目されます。

岸田総理は、その後、3か国での晩餐会に臨み、あすは4年半ぶりに3か国での会談が行われます。

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