インターネット上のくじ引きができる広告にアクセスし、当たった当選金を受け取ろうとした70代男性が、20万円分の電子マネーを騙し取られました。
警察によりますと、北海道空知地方に住む70代の男性が、5月14日、インターネット上の広告にアクセスし、くじを引くと、「1000万円が当選いたしました」「当選金を受け取るためには、SNSアプリでやりとりする必要があります」などと画面に表示がありました。
SNSでやりとりしたところ、くじ運営会社「チャンスセンター174」のナカムラやイワクラを名乗る人物から、「当選金を受け取るためには、世界銀行ネットワークを通じて国外から当選金を送金するので、そのための通信費として、本日中に3万5千円をご用意ください」「明日になれば、オーバーナイトとなり、接続待機費が1日当たり5万円かかります」などといわれ、電子マネーカードでの支払いを要求されました。
さらに、「手続きを放置すると、当選1000万円が無効となり不良債権となります」「お待ちするには時間的限界がございます」「警察に行くのは自由にしていください」などと不安をあおるようなコメントも続いたことから、70代男性は、23日、北海道空知地方のコンビニエンスストアで、20万円分の電子マネーを買い、SNS上で、電子マネーの番号を伝えました。
70代男性は、その日のうちに別居する家族に相談。25日に警察に出向いて確認したところ、だまされたことに気づいたということです。
警察は、身に覚えのない請求には簡単に応じず、詐欺を疑い、警察相談電話「#9110」に相談するよう、呼びかけています。
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