会員制の大型量販店「コストコ」は、低価格で大容量がウリで人気ですが、その「コストコ」の商品を年会費がかからずに楽しめるお店が、今、北海道内でも増えています。

世永聖奈アナウンサー
「帯広市内のお酒のディスカウントショップにやってきました。こちらよく見てみると、コストコで販売されている大容量の商品がたくさん並んでいるんです」

おなじみのビッグサイズのピザに、袋いっぱいにパンが入った「ディーナーロール」や「ハイローラー」などなど。定番のコストコ商品が並びます。

24日、帯広市にオープンした「ＴＥＸ★ＣＯＳ」（テキコス）です。

酒などのディカウント店の約半分の売り場をコストコの商品が占めます。


世永聖奈アナウンサー
「どうしてコストコの商品を販売しようということになったんですか？」

「テキコス」運営会社　千葉健治専務
「去年４月から、ほかの店でフェア的に月１回（コストコ商品の販売を）やっていて、業績が大変すばらしくて、常設の店舗をやってみたいと思ったのがきっかけ」

コストコの商品を仕入れて販売する「コストコ再販店」です。

低価格で大容量がウリの「コストコ」。年会費はかかりますが、コストコでしか買えない商品もあり人気を集めていますが、道内には、札幌市と石狩市にしか店舗はありません。

コストコには「個人会員」と「ビジネス会員」があり、ビジネス会員が仕入れた商品は店舗やインターネットで販売してもよいという仕組みになっています。

これを利用して、商品を販売するのが「コストコ再販店」です。

「テキコス」では仕入れた商品を小分けにすることなくそのまま再販。

客は、年会費4840円を払わずに、コストコ商品を購入できますが、価格は仕入れにかかる費用としておよそ15％の手数料が上乗せされます。

（帯広市内にこういうお店出来てどうですか？）
客
「ありがたいですね。（札幌市に）行くまで大変なので」
「私これが命っていうか、このパンが大好きなんですよ。（コストコが）めっちゃ好きだからすごく助かってます」

「テキコス」運営会社　千葉健治専務
「十勝地方は広いので、コストコ商品をめがけてうちに来てくれたらうれしい」

北海道内のコストコ空白地に再販ビジネスのチャンスはあるのか。

「テキコス」は今後の売れ行きしだいですが、「コストコ再販店」を増やしていきたい考えです。

コストコ再販店のメリットは、
・年会費ゼロで商品を購入できる
・店舗までの交通費の節約、時間の短縮　などです。

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