ネット通販大手「アマゾン」の個人事業主の配達員として働くドライバーら16人が、あわせて1億円以上の残業代の支払いを求める訴えをアマゾンの下請け会社などに対して起こしました。

原告 アマゾンの元配達員
「“定額配らせたい放題”という感じで200個以上の荷物を日々配っている。もちろん自分たちの自由裁量なく、当然200個配るとなると12時間、13時間労働となってしまう」

きょう横浜地裁に提訴したのは、神奈川県横須賀市でアマゾンの配達を担う運送会社などから業務を委託されている配達員と元配達員の16人です。

配達員らは運ぶ荷物の量が多く、1日12時間ほど働くことが多いにもかかわらず、日当は1万8000円と決まっていて、働いた時間によって賃金は変わらないということです。

配達員らは個人事業主ですが、実際にはアマゾンのアプリで業務を管理されるなど労働基準法上の労働者にあたり、残業代が支払われるべきだと主張しています。

配達員らは法定労働時間の1日8時間を超えて働いた分の残業代、16人分、あわせておよそ1億1700万円を下請け会社などに対して支払うように求めています。

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