山口県は24日、障害者に支払われる5月分の共済年金が、システムエラーの影響で3日遅れたことを発表しました。

県・障害者支援課によりますと、「心身障害者扶養共済年金」の支払いが遅れた対象者は1064人で、金額は2874万円にのぼります。

この年金は、障害者を扶養している保護者が毎月一定の掛け金を納めることで、保護者が死亡した後などに障害者に支払われるものです。山口県では毎月20日(土日または祝日の場合はその直前の平日)に支払われていました。

しかし5月分は、県のシステムで計算した支給金額と、職員が帳簿を元に計算した支給金額が一致しないという問題が発生。システムの仕様に原因があり、原因究明と対応に時間がかかったため、3日遅れの23日の支払いとなりました。

県は、おわびの文書を全受給者に送付する予定としていて、システムの仕様を見直すなど再発防止に努めるとしています。

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