身近な人にも相談ができない子どもたちに悩みを書いてもらう「こどもの人権SOSミニレター」がきょうから全国の小中学生に配布されます。

「こどもの人権SOSミニレター」は法務省が身近な人にも相談ができない子どもたちの悩みを的確に把握し人権問題の解決に当たるために作成しているものです。

2008年度から全国の小中学生に毎年、配布していて寄せられたすべての相談に返事をしています。

相談のうち人権侵害のおそれがあるものについては人権侵犯事件として立件し学校や警察などと連携して子どもの安全を確保するなど適切な措置を講じているということです。

小泉法務大臣
「救える子どもたちをできるだけ多く救っていかなければならない。そういう気持ちでこの事業を本年度も実施したい」

今年度のミニレターはきょうから7月5日にかけ順次配布されます。

昨年度のミニレターではあわせて7511件の相談が寄せられそのうち、いじめに関する相談が2126件で最多でした。

法務省は近年いわゆる宗教2世の問題が社会的に注目されていることに鑑み、「宗教に関する悩みも受け付けているので相談してほしい」と呼びかけています。

ミニレターのほか電話やメール、LINEでも相談を受け付けるということです。

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