長野市にあるクリーニング工場の跡地で、基準を超える有害物質が検出され、市では周辺の地域に対して、井戸水を飲まないよう呼びかけています。

長野市によりますと、有害物質が検出されたのは、長野市箱清水のクリーニング工場跡地の地下水です。

4月に実施した調査の結果、発がん性があるとされる『クロロエチレン』が基準の155倍、中枢神経への影響があるとされる『1,2-ジクロロエチレン』が基準の10.8倍検出されました。

工場で使っていたドライクリーニングの溶剤が土壌にしみ出したためと見られていますが、いずれの物質も、長期間にわたって大量に摂取しなければ、健康への影響は限られる量だということです。

長野市では半径1キロの範囲で、井戸があるかと飲み水に利用しているかを調べていますが、これまでに、井戸水を飲んでいるという報告は入っていないということです。

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