飯田市の下伊那農業高校で、30年以上続く伝統行事の茶摘みが行われました。

校舎の近くに広がるおよそ14アールの茶畑。

県内の高校で唯一お茶の栽培をしている下伊那農業高校では23日、食品化学科の1年生から3年生120人ほどが茶摘みをしました。

枝の先端の葉2枚を採る「一芯二葉(いっしんによう)」の茶摘み。

生徒たちは鮮やかな緑色の葉を腰に付けたかごに手際よく入れていきました。

3年生:
「一芯二葉が見極められるようになりました。おいしくできたらいいなと思って摘んでいます」
3年生:
「大変だけど楽しいです。これあとお茶に加工するので、おいしいお茶ができたら」

この日に摘んだ葉はおよそ70キロで、生徒たちが煎茶に加工し、11月の文化祭で販売する予定です。

今年は気温が高かったことなどから葉が硬めで、例年より苦味のあるお茶になりそうだということです。

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